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容器の新星パウチ、その可能性

2025.12.25

容器の新星パウチ、その可能性

こんにちは、振動マイスターです。

前回コラムではPETボトルを例に環境配慮も利便性も一筋縄ではいかない
容器設計のジレンマを紹介しました。
併せて数値化しにくい開けやすさ/手への負担など知覚に関連する官能評価に触れました。
現在、日本国内で消費される容器でPETが過半を占めている理由を垣間見た気がします。

さて、今回はそんな容器業界のTOPに君臨するPETボトルを
猛追する挑戦者【パウチ(軟包材・フィルム)】に触れてみましょう。

 

家庭用品の詰め替えパウチ

例えば皆様がご家庭で使用する食器用洗剤やシャンプー/ボディソープなど思い浮かべると
ボトル容器をイメージされるのではないでしょうか?
しかしながら店舗に並んでいる商品を見ると
詰め替え〇回分などのパウチ商品が数多く並んでいます。
私の家庭でも詰め替えパウチを購入することが多いです。
詰め替えパウチを使用することで間接的に省資源化に貢献でき
嵩張らずに廃棄することで、遠因ですが業者の回収効率の向上など
環境負荷要因の削減にも繋がりそうです。
さらに詰め替えパウチをそのまま使用できるディスペンサーもあり
用途や場所に応じて好みのデザインを選択できることも消費を後押しする一因かと思います。

 

食品・飲料用途と物流メリット

パウチの用途は他にも、レトルト食品や飲料など1回使い切りのタイプの他
調味料やだしなど、保存性も求められるものにも広く使用されています。
それらには主にスパウト(口栓)付きパウチが使われます。
使いたい分を使用できる利便性、空気を抜いて蓋をする密閉性の高さから保存性を維持し
最後まで絞って使い切れる無駄の無さ、廃棄の容易さなど、多くのメリットが詰まっております。
このメリットは消費者に対してだけでなく
物流面でも軽量・省スペースに伴う物流効率の向上をもたらします。
特にPETボトルやその他容器と比べ、充填前の容器の運搬効率が高く、
保管スペースが大幅削減できる点も大きなメリットと考えられます。

 

リサイクル課題と業界の挑戦

ここまでパウチのメリットを書いてみましたが、大きな課題としてリサイクル率の低さにあります。
パウチは複数素材を積層して作られており、ガスバリア性などを有し長期保存を実現しておりますが
その反面、リサイクルを困難にしている側面があります。
またPETボトルや缶や瓶のように自治体でまとめて回収する仕組みになっておらず
資源循環の構造が整っていない点もリサイクルの課題となっております。

当然パウチ業界も黙って手をこまねいている訳ではありません。
素材メーカーは環境負荷に配慮したバイオマス原料や生分解性プラスチックなど
代替素材の開発を進めております。
また企業と地域で協力して資源の回収拠点を増やし
消費者への認知拡大を通じたサーキュラーエコノミーの取組が拡大しております。

では、私ども振動試験機メーカーはこうした進化の下支えに何ができるのでしょうか?
次回コラムでは、PETの牙城に迫るパウチ、振動試験機がその歩みにどう寄り添うか紹介します。

今回のコラムはここまで。
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